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  犬訓練士の気まぐれ日記  URL https://leading-dog.com/
                       
   
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この1ヶ月間に、5件のご新規様のお宅へ伺いました。

通常ご新規様と言えばそのほとんど(8~9割以上?)が、
パピートレーニングまたは、無駄吠え(警戒吠え)のトレーニングです。

ところがこの1ヶ月は、半数以上が要求吠えのご相談でした。

「要求吠え」と言えば、通常迎え入れてからの数日間が勝負。
ケージを利用し、最初に我慢と無駄な行為だと諦めることを教えます。

パピーから迎え入れたお宅に関しては、
「最初の徹底無視」が成功すれば、あとはケージから出すタイミングなどを間違えない限り、
劇的によくなります。そのため、「叱る」必要もありません。
 
要求吠えをするワンのお宅へ行くと、よく見かけるのが共働きのお宅での失敗例。

共働きで不在時間が長いために、犬に罪悪感を覚え、
在宅中はできる限りケージから出してあげようと考えます。

朝起きるなりすぐにケージの扉を開ける。
夕方帰宅するなり、すぐにケージの扉を開ける。

上記をおこなっていると、せっかく迎え入れてすぐは要求吠えをしなかった子や、
最初の吠えをうまく抑えることができたお宅でも、再び要求吠えが再発します。

人間の行動と、犬にとって都合のよい出来事を結びつけることはタブーです。

例をあげると・・・・
飼い主様が、朝起きてくる → 犬のお散歩タイム
飼い主様がリビングに入る → 犬はケージから出してもらえる
飼い主様の食事が終わる  → 犬の食餌タイム

フードにお湯を入れふやかす→ 数分後に犬の食餌タイム
 
これらは、一度要求吠えをしなくなった犬、
あるいは迎え入れた時に要求吠えをしなかった犬でも、
飼いはじめてから要求吠えをしやすくなる行動パターンです。

犬に予告をしてしまうと、そのタイミングで実行できなかったときに吠えたり、
予告の動作中にじれったさで吠えるようになってしまいます。

パピーのうちに、
同じ行動パターンを日々繰り返さないこと。
日々の行動順序を、可能な限り変えること。
これが、要求吠えをしない犬に育てるためのカギです。

フードをふやかしている場合は仕方がないと思われがちですが、
これも工夫することは可能です。
フードをふやかしているお宅では、フード前の吠えが出ている率が高いのでご注意ください。
 

ただ、今回はパピーの月齢を過ぎて迎え入れ、かつ近所から苦情の出てしまったワンや、
住環境がマンションで、周辺住民からの承認を得られていないお宅など、
最初の我慢を教える期間さえも、吠えることを許されないような条件のお宅もあり、
現在も難儀しているワンもいます。

これらの場合でも、条件を選びながらも我慢を教えていく経緯は必要です。

吠え回避のため、犬にとって都合の良い環境を与えてしまっているお宅が多いのですが、
ますます要求@吠える理由が増える可能性もあり注意が必要です。

参考にしてみて下さい。
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HN:
リーディング
性別:
女性
職業:
ドッグトレーナー
趣味:
緑と水辺のある自然の中で過ごすこと・家庭菜園・読書
自己紹介:
神奈川県川崎市で
出張訓練をおこなう犬訓練士

Caby:ミニチュアプードル ♀
     (2012.10.16生まれ)
Shio :黒猫♂(2014.6月生まれ)

長男:中学校1年生
長女:小学校2年生
夫 :損害保険業・
   車のコーティング業を自営

お星様
Fio :黒猫♂(2013.1.22天国へ)
Cano:フラットCR ♀
       (2013.7.3天国へ)
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