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  犬訓練士の気まぐれ日記  URL https://leading-dog.com/
                       
   
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ここのところフィオのことばかりですが、もうしばらくお付き合い下さいませ・・・・

フィオのこと、知らない方たちにも知って欲しくて、
フィオの歴史を書かせていただきます。

2000年、キャノを飼い始めて間もない頃から猫も飼いたいと思い、
日々どうしようかと考えていました。欲しいのは、毛足がやや長めのできれば黒猫。
でも、どんな種類を飼えばよいかよくわからず、里親探しなどをチェックしていました。
自分が欲しいと思っていた条件を優先順に書くと・・・・
●しっぽが長くてまっすぐなこと
●毛足がやや長め(長毛ではなくやや長いのがベスト)
●黒毛
●オス
●目が金色
と、こんな感じ。
でも猫の種類としてはいまいち当てはまりそうな種類も見当たらず(わからず)、
そんな猫なかなかいないよね・・・・なんて思っていた矢先のこと。

2001年7月16日午後、都内小金井公園で
犬の訓練中に偶然発見し保護したのがフィオです(推定生後1ヶ月くらい)。
4~5羽のカラスに囲まれ、近づいてつつかれそうになると、
体は動かさぬまま必死で「シャー!」っと警戒音を出し応戦していたのを見つけ、
「このままでは今日中に殺される!」と思いそのまま保護しました。
十数メートル脇には、兄弟らしきサイズの茶トラ模様の猫がすでに息絶え、
カラスにつつかれ始めていました。
連れ帰るための入れ物を作ろうと、仕事カバンの中身を出す間地面に置いても、
足つきはヨロヨロしすでに弱っているようでした。
獣医には伝染性の病気にかかっていると言われ、
「深刻な状況まではいかないが1週間持てばその後は大丈夫でしょう。」と言われました。

自宅に連れ帰り4~5日は、ケージをのぞくたびに「シャー!」と言われ手が出せず
(連れ帰るときも、首元つかんでようやく捕まえた)
大型犬との同居生活は無理かもしれないと思い、まだ飼う決心はついていませんでした。
毛足は長いけど、白髪交じりの茶グレーっぽい黒毛で、
毛玉と、木の実がたくさんついてしかもノミだらけ。
しっぽは1か所少し折れがあるけど長くほぼまっすぐ、
目はグレー(子猫なので目の色は後々変わること、当時は知らなかった)で、
拾った当時は決して可愛い猫とは思わなかったっけ・・・・


2001年7月18日(推定生後1ヶ月) 〈拾った2日後(ノミ&ゴミ取り、シャンプー済み)〉
この時はまだ、こんな場所に置いても逃げ出す体力はありませんでした


とにかく「シャー」って言われるし、真っ黒猫ではなさそうだったし、
最初は「運命の猫」とは思っていなかったけど、
5日目にようやく「シャー!」と言われなくなり、
徐々に元気になっていく姿を見て、自分で飼うことを決意。
数か月後にはほぼ希望通りの、やや毛足が長くしっぽが長くてほぼまっすぐな
金目の黒猫(真っ黒じゃないけど)に育ち、まさに運命の出会いとなりました。

 
  2002年3月(生後9ヶ月)       2003年11月(2歳5ヶ月)

拾った当時弱っていた影響か、普段「ニャー」と大声でなくことはなく、
「きゃ~」とか「ひゃ~」と聞こえるようなややか細い声でなく、サイレント猫でした。
滅多にパニック行動も起こさないし、椅子やカーテンなどにも爪痕1つ付けず、
完ぺきではないものの「ハウス!」と言えばケージに入るし、
行ってはいけない2階へちょっぴり冒険に行っても、階段下で叱れば、
ちゃんと降りてきて私の脇を慌ててすり抜け戻ってくれる。
聞き分け良くて本当に飼いやすい猫でした。
普通は犬だって、なかなか怒っている飼い主の方へ戻ってくる事は難しいのにね・・・・
そんなことから、もう2度とこんな猫には出会えないだろうと確信し、
生前から「フィオ亡きあと、他の猫は飼えないかも?」と思っていたほどでした。

大型犬と同居していたことから、あらゆる犬との対面は全く問題なし。


          2010年4月(Fio8歳&Cano10歳)

どこへ行っても平然と犬にクンクンされ、
多くのワン飼い主様に「こんな猫初めて!」と喜んでいただきました。
猫を見ると追いかけてしまう、と言うワンコのレッスンに度々出動し、
ワンコのレッスンにも一役買ってくれました。
キャンプ・貸別荘・ペンション・カヌー・釣り・・・・様々なお出かけに連れ歩き、
いつでもどこでも犬同様に行動を共にしてきました。


 2001年8月(生後2ヶ月) 〈まだワクチン未接種のため外は抱っこで〉

 
  2001年11月(生後4ヶ月)        2002年2月(生後8ヶ月)
    〈この頃はノーリードでもちゃんとついてくる猫でした〉

 
  2002年5月(生後11ヶ月)        2003年12月(2歳6ヶ月)

 
  2004年4月(2歳10ヶ月)         2004年7月(3歳1ヶ月)

2006年、生後3ヶ月の息子がフランケンシュタインのようなガビガビのお顔になり、
後に猫アレルギーが判明して「猫を手放さないのか?」と双方の親に言われました。


             2006年2月(4歳) 
何も知らぬ当時、生後1.5ヶ月の息子に猫じゃらしを持たせておりました・・・・

それでも私は、何としてもフィオを手放さずに息子を何とかしようと決意。
アトピーについてたくさん調べ実行し、ついに息子は、
一見誰が見ても全くアレルギーもちには見えないほどに改善
徐々に触ったりだっこしたりするようにもなり、
触った後はすぐ手を洗えば、大した影響もなく過ごせるようになっていたため、
当時私は、息子の猫アレルギーは完治したかも?とまで思っていたほどでした。


 2008年11月(7歳) 息子が3歳前後の頃はこんな光景もありました

ところが2009年5月、当時3歳半の息子の不在中に部屋で猫をブラッシングしたところ、
保育園から帰宅した息子が即!目の痒みを訴え、自分の考えが甘かったことを再認識。
その日を境に基本的には、夜以外ケージから出すことをしなくなってしまいました。


      2006年8月(5歳)  「出してくれニャ~!」

それでも、息子はそれ以降も猫を触っても手を洗えば大丈夫で
時々自らの意思で触っていたし、学校へ行くときはいつも鼻をちょんと触って、
(親の心配をよそに)そのまま手を洗わずに出かけているくらいでした。
息子は大きな体のキャノよりも、抱けるサイズのフィオの方がお気に入りで、
本当は猫を抱っこしたいようすで、息子も日々我慢して過ごしていました。


     2012年8月(11歳) たまにはこんな光景も・・・・
外を眺めるのが大好きで、窓を開ければおとなしく窓際にいるだけだったので、
息子には手を出さないよう伝えて日中時々出してやることもありました

フィオは、私にとっては「招き猫」のような存在(勝手にね)でした。
携帯の待ち受けもパソコンの背景画像も、実は、犬ではなく全てフィオになっています。

フィオ5月
  2011年5月(9歳) 〈待受け画像に使っているお気に入り写真〉

彼と出会えて、本当に幸せでした。
あなたのことは一生忘れないよ!忘れるわけないよね・・・・
我が家に来てくれて、本当にありがとう。大好きだよ!!

 
     2012年12月21日           2013年1月4日  (共に11歳6ヶ月)
〈亡くなる1ヶ月前最後の正面写真〉       
〈最後の旅行先写真〉
主人が息子のカメラで試し撮り第1号


・・・・と、昨日までは上の2枚が最後の写真だと思っていたら、
本日、息子のカメラに最新の写真があったことが判明!

 
       2013年1月7日 自宅ケージ内にて最後の姿

昨年12月21日、息子の7歳の誕生日プレゼントにデジカメを買ってあげました。
嬉しくてやたらピンぼけ写真を撮りまくっていた中にフィオの写真が数枚・・・・

実は、2013年のフィオの写真(旅行先&1/7自宅)は全て息子が撮影したもの。
上の最新の4枚全てが息子のカメラにおさめられていました。
息子にカメラをプレゼントしなければ、12/21の写真も撮られることはなかったでしょう。
息子にカメラをプレゼントしたことが、思いがけないところで役立ってくれました。

息子よ!やたら撮っていた写真が役に立ったよ!ありがとう・・・・感謝感謝。
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プロフィール
HN:
リーディング
性別:
女性
職業:
ドッグトレーナー
趣味:
緑と水辺のある自然の中で過ごすこと・家庭菜園・読書
自己紹介:
神奈川県川崎市で
出張訓練をおこなう犬訓練士

Caby:ミニチュアプードル ♀
     (2012.10.16生まれ)
Shio :黒猫♂(2014.6月生まれ)

長男:中学校1年生
長女:小学校2年生
夫 :損害保険業・
   車のコーティング業を自営

お星様
Fio :黒猫♂(2013.1.22天国へ)
Cano:フラットCR ♀
       (2013.7.3天国へ)
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